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タイルクローンとは、元になるオブジェクトのクローンを、設定した規則に基づいてタイル上に配置する機能です。通常のクローンと同様、元のオブジェクトに変更を加えると、全てのクローンも同様に変更されます。
メニューバーの[編集]メニューから[クローン]-[タイルクローンを作成]を選択すると[タイルクローンを作成]ダイアログが表示されます。このダイアログを使って選択中のオブジェクトのタイルクローンを作成します。
ダイアログは2つのパートから成ります。
オブジェクトにストロークやぼかしなどを設定している場合、バウンディングボックスの範囲を、[仮想境界枠]と[幾何学境界枠]のいずれに設定しているかによって、タイリングの結果が異なるようです。
例えば、10pxの線幅を指定した下記のオブジェクトに、①[仮想境界枠]、②[幾何学境界枠]、③ストロークをパスに変換後の3つのバージョンででタイリングしてみると次のようになりました。
右側はアウトライン表示の場合です。
ぼかしなどのフィルタを設定している場合も同様で、[幾何学境界枠]を選択中は、ぼかしの幅によってタイリング全体の大きさが異なった結果になります。
感覚的には、線幅やフィルタを含む、見た目どおりの[仮想境界枠]の方が②の結果になりそうのなのですが、何度試してもこうなります。環境によるのでしょうか?