スナップ機能とは、オブジェクトを描画する時や配置するとき、既存のオブジェクト、ガイド、グリッドなどのターゲットにピタっと吸着するように動作する機能です。
正確な位置に描画できたり配置したいときはとても便利な機能ですが、動きが拘束されるので逆に不便になることもあります。
画面右端のスナップバーでスナップ機能のON/OFFや、どの部分をスナップさせるかなどを、状況に合わせて設定すると効率の良い作業ができます。
スナップバーはスナップの対象によって4つのセクションからできています。複数のボタンを同時に選択できます。
(選択ツール)選択時、[Shift]キーを押しながらオブジェクトをドラッグすると、スナップ機能がONの場合でも、一時的に無効になります。
オブジェクトがどれだけスナップポイントに近付いたらスナップするかを設定できます。
コマンドバーの(ドキュメントの設定)をクリックして開き、
[スナップ]タブをクリックします。
スナップポイントがたくさんあり、あちこちに反応しすぎて動かしずらい時は、スナップポイントをマウスポインターの一番近くにあるものに限定することができます。
コマンドバーの右の方にあるをクリックして[Inkscapeの設定]を開き、[スナップ]の項目をクリックして[ポインタにもっとも近いノードのみスナップする]にチェックを入れます。
ドラッグするとスナップポイントが一つだけ強調表示され、それ以外のポイントは反応しなくなります。