グリッド線とは方眼紙のような罫線で、グラフを描いたりオブジェクトを配置する際に役立ちます。正確に配置したい時は[スナップ機能]と併用して使うと便利です。
ガイド線と同様、グリッド線も塗りや線の情報を持たないので、印刷したりビットマップ画像として書き出す際には表示されません。
Inkscapeでは、次の2種類のグリッド線を選択できます。
初期設定ではグリッド線は非表示になっています。メニューバーの[表示]メニューから[グリッド]を選択すると表示されます。もう一度選択すると非表示になります。
次に説明する、[ドキュメントの設定]の[グリッド]タブで、[表示する]にチェックが入っていなければ、グリッド線は表示されません。
一つのファイルにいくつものグリッド線を設定し、表示/非表示を切り替えて管理することができます。
コマンドバーのをクリックして、[ドキュメントの設定]ダイアログボックスを開きます。
タブをクリックすることで切り替えできます。
個々のグリッドタブの有効/無効などの管理を上図⑤~⑦で行います。
先にメニューバーの[表示]メニューの[グリッド]で、グリッドを表示状態にしていなければ、[有効にする]にチェックが入っていても有効になりません。
(上記「グリッド線を表示/非表示にするには」参照)
メジャーグリッドラインとは下記のように通常より太くなっている線のことです。
①
②:矩形グリッドと同じです
③:3つの項目の意味はこんな感じです。
④
⑤:矩形グリッドと同じです
[ウィンドウを複製]した場合、同じドキュメントなのでグリッドの設定は共有になりますが、表示/非表示、有効/無効の切り替えはウィンドウ別の設定になります。