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作業効率を高める

グリッド線を引く

グリッド線とは

グリッド線とは方眼紙のような罫線で、グラフを描いたりオブジェクトを配置する際に役立ちます。正確に配置したい時は[スナップ機能]と併用して使うと便利です。
ガイド線と同様、グリッド線も塗りや線の情報を持たないので、印刷したりビットマップ画像として書き出す際には表示されません。


Inkscapeでは、次の2種類のグリッド線を選択できます。

  • 矩形グリッド
    垂直線と水平線から成る、一般的な方眼紙のようなグリッド線です。初期状態ではこちらが設定されています。
  • 結晶軸グリッド
    垂直線と、通常は水平線から30度の線と、マイナス30度の線の3本から成ります。(角度は変更できます。)
    立体図を描くときに使うと便利です。

初期設定ではグリッド線は非表示になっています。メニューバーの[表示]メニューから[グリッド]を選択すると表示されます。もう一度選択すると非表示になります。
グリッド線を表示/非表示

次に説明する、[ドキュメントの設定]の[グリッド]タブで、[表示する]にチェックが入っていなければ、グリッド線は表示されません。

グリッド線を追加して管理する

一つのファイルにいくつものグリッド線を設定し、表示/非表示を切り替えて管理することができます。

グリッド線を追加するには

コマンドバーをクリックして、[ドキュメントの設定]ダイアログボックスを開きます。

  • [グリッド]タブをクリックして開きます。
  • を押してグリッドの種類を選択します。
  • [新規]ボタンを押します。
  • 新しいタブが追加されます。
グリッドタブを管理する

タブをクリックすることで切り替えできます。
個々のグリッドタブの有効/無効などの管理を上図で行います。

有効にする
チェックをはずすと非表示になり、グリッド線として機能しません。
表示する
チェックをはずすと非表示になりますが、グリッド線として機能し、スナップさせることができます。
見えているグリッドラインにのみスナップする
画面のズーム率によって、細かいグリッド線が表示できなくなった場合、表示できない線にもスナップするのかどうかを選択します。

先にメニューバーの[表示]メニューの[グリッド]で、グリッドを表示状態にしていなければ、[有効にする]にチェックが入っていても有効になりません。

上記「グリッド線を表示/非表示にするには」参照)

グリッド線の詳細を設定する

矩形グリッドの設定のしかた


  • :単位を指定します
  • :開始位置の座標値(→「絶対座標とは」)を入れます。
  • :X:左右の間隔、Y:上下の間隔を指定します。
  • :カラーバーをクリックすると色を変更できます。
  • :メジャーグリッドラインの頻度を設定します。
  • メジャーグリッドラインとは下記のように通常より太くなっている線のことです。

  • :このオプションにチェックを入れると線がなくなり、替わりに線が交差する場所に点が作られます。

結晶軸グリッドの設定のしかた


:矩形グリッドと同じです
:3つの項目の意味はこんな感じです。

:矩形グリッドと同じです

複製した同一ドキュメント間では・・・

[ウィンドウを複製]した場合、同じドキュメントなのでグリッドの設定は共有になりますが、表示/非表示、有効/無効の切り替えはウィンドウ別の設定になります。

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