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Step3 図形を編集・レイアウト

オブジェクトを移動する

選択ツールで移動する

ツールボックスよりを選択し、(選択ツール)に切り替えます。

マウスを使った移動

オブジェクト上をつかんでドラッグすると移動します。
複数選択している場合は、選択中のオブジェクト全てを移動します。

[Ctrl]を押しながらでは・・・

動作を水平、垂直に制限できます。

[Shift]を押しながらでは・・・

ドラッグ中に[Shift]を押すと、スナップを一時的に無効にします。

スナップについて詳しくは・・・
[Alt]を押しながらでは・・・

オブジェクトを選択後、別の場所で[Alt]+ドラッグすると、オブジェクトを遠隔操作できます。

ツールコントロールバーを使った移動


オブジェクトを選択後、ツールコントロールバー)に絶対座標を入力します。
複数のオブジェクトを選択している場合は、選択中のオブジェクト全てを一つのかたまりとして扱います。

単位を変更する場合は、先に)をクリックして変更してから数値入力します。

絶対座標とは・・・

ページ範囲のいちばん左下の地点を原点(X:0 Y:0)とし、そこからの距離によってオブジェクトの位置を表します。
水平方向をX軸とし、原点から右側がプラス、左側がマイナスになります。
垂直方向をY軸とし、原点から上側がプラス、下側がマイナスになります。
オブジェクトの位置の基準はバウンディングボックスの左下の点です。

下記の例では、ページサイズを[幅:10、高さ:13]に設定し、円と星を配置しています。
円のバウンディングボックスの左下の点はページの原点にピタリと重なっているので、絶対座標は[X:0 Y:0]です。
星のバウンディングボックスの左下の点は、原点から右に5、上に7の位置にあるので、絶対座標は[X:5 Y:7]になります。

キーボードを使った移動

オブジェクトを選択し、キーボードの矢印キーを押します。

一回押すたびに移動する量は、コマンドバーの右の方にあるをクリックして[Inkscapeの設定]を開き、[変化の間隔]-[矢印キーでの移動量]の設定で決まります。

スクリーンピクセルとは

1スクリーンピクセルは、パソコンの画面上の1ピクセルです。パソコンの画面に直接ものさしをあてるような感じです。
絶対値ではないので、ズーム率に左右されます。画面を拡大表示している時には小さく、縮小表示している時には大きくなります。

[変形]ダイアログボックスで移動する

メニューバーの[オブジェクト]メニューから変形を選択し、[変形]ダイアログボックスを開きます。

で単位を選択し、に数値を入力します。
オブジェクトを選択後、)を押すと移動します。

[相対移動]()について
  • OFFの場合は、絶対位置を指定します。
  • ONの場合は、現在の位置からの移動距離を指定します。
[各オブジェクトに個別に適用]()について

複数のオブジェクトを選択している場合にのみ有効です。

  • OFFの場合は、選択中のオブジェクト全体を一つのかたまりとして扱います。
  • このオプションと[相対移動]()どちらもONの場合は、各オブジェクトが他のオブジェクトとの相対位置から移動します。
    例えば

    下記のように青の矩形が、緑の矩形の左から100の位置にあった場合・・・

    [相対移動]と、[各オブジェクトに個別に適用]両方ONにして50移動すると

    • 緑の矩形は[端から50]の位置に移動します。
    • 青の矩形は、緑の矩形に対する相対位置(赤い矢印の位置)から50移動します。

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