Step3 図形を編集・レイアウト

回転/傾斜する

選択ツールで回転/傾斜する

ツールボックスよりを選択し、(選択ツール)に切り替えます。

回転/傾斜したいオブジェクトをクリックして選択します。
複数のオブジェクトを同時に選択し、一つのかたまりとして回転/傾斜することも可能です。

周囲の矢印を切り替える

(選択ツール)でオブジェクトをクリックするたびに、周囲の矢印の形が切り替わります。
左が[拡大/縮小]用、右が[回転/傾斜]用です。
[Shift]+Sでも切り替えることができます。

ここでは右側の[回転/傾斜]用に切り替えます。

マウスを使った回転/傾斜

回転:四つの角の矢印をドラッグします。
角の矢印を回したい方にドラッグ
傾斜:四つの辺の中央の矢印を上下/左右にドラッグします。辺の矢印を傾斜したい方にドラッグ

[Ctrl]を押しながらでは・・・

マウスの動きを15度ごと(初期設定値)にスナップします。

この回転スナップの初期設定値は変更できます。

[Shift]を押しながらでは・・・

普通にドラッグすると、オブジェクトの中央の位置が軸になりますが
[Shift]+ドラッグでは、ドラッグするハンドルの反対側の位置に軸を固定します。

ツールコントロールバーを使った回転と反転


オブジェクトを選択後、ツールコントロールバーの各ボタンを選択します。
複数のオブジェクトを選択している場合は、選択中のオブジェクト全てを一つのかたまりとして扱います。

  • :反時計回りに90度回転
  • :時計回りに90度回転
  • :水平に反転
  • :垂直に反転
キーボードを使った回転/傾斜

オブジェクトを選択し、キーボードのを押すと時計回りを押すと反時計回りに回転します。

  • [Ctrl]+:時計回りに90度回転
  • [Ctrl]+:反時計回りに90度回転
  • [Alt]+、[Alt]+
    中心点から一番離れているオブジェクト上の1点が1スクリーンピクセル移動する分回転します。

またはを一回押した時の回転量はコマンドバーの右の方にあるをクリックして[Inkscapeの設定]を開き、[変化の間隔]-[回転のスナップ単位]の設定で変更できます。

[変形]ダイアログボックスで回転/傾斜する

メニューバーの[オブジェクト]メニューから変形を選択し、[変形]ダイアログボックスを開き・・・

[回転]または[傾斜]タブを開きます。

オブジェクトを選択後、それぞれ角度を入力し、を押します。

[各オブジェクトに個別に適用]オプション

各タブの下の方にある[各オブジェクトに個別に適用]オプションは、複数のオブジェクトを選択している場合にのみ有効です。

例えば

[回転]タブで30度に設定した場合・・・

  • OFFの場合は複数のオブジェクトをひとかたまりとして回転します。
  • ONの場合は、個々のオブジェクトの中心位置を保ったまま個々に回転します。
回転・傾斜の軸になる位置を変更する

[回転/傾斜]モードのとき、中央に[+]マークが表示されますが、これが、回転/傾斜の軸になります。

[+]マークは最初はオブジェクトの中央にありますが、ドラッグして好きな位置に変えることができます。

例えば・・・
下記のように丸と四角を描き、四角を回転してみます。
まずは[+]マークを動かさずに回転してみます。すると、四角の中心を軸に回転しました。
四角の中心を軸に回転
次に、[+]マークを円の中心あたりにドラッグで移動してから回転してみます。今度は円の中心を軸に回転しました。
円の中心を軸に回転
いろいろな事に応用できて便利です。
顔を傾けたり・・・/花びらを描いたり

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