レイヤーとは、オブジェクトを複数の『レイヤー』と呼ばれる階層に分けて管理する機能です。透明のシートに描いた図を重ねていくような感じで扱うことができます。
例えば、下記の図は、『背景』『顔』『吹き出し』の3つのレイヤーに分かれています。
イメージとしてはこんな感じです。
それぞれのレイヤーは、個別に非表示にしたり、触れないようにロックをかけたり、不透明度を設定して透過させたりすることができます。
レイヤー機能を使うには、[レイヤー]ダイアログボックスを使うと便利です。
コマンドバーのをクリックするか、
メニューバーの[レイヤー]メニューから[レイヤー]を選択すると、
[レイヤー]ダイアログボックスが表示されます。
最初は『レイヤー1』しかありません。上図②の各ボタンで追加/削除や階層の並べ替えなどを行います。
目のアイコンをクリックして切り替えます。
:表示 :非表示
鍵のアイコンをクリックして切り替えます。
:ロック解除 :ロック
[現在のレイヤーのサブレイヤー]は、レイヤーの中にさらに階層を作ります。
元のレイヤーのをクリックするとに切り替わり、サブレイヤーを隠すことができます。
をクリックすると、選択中のレイヤーに「ブレンドモード」を設定できます。初期設定の[標準]以外のモードを設定すると、設定したレイヤーより下にあるレイヤーと色が合成されます。
例として、ストライプの『背景』レイヤーの上に、『顔』レイヤーを作ってして顔を描き、『顔』レイヤーにそれぞれのブレンドモードを設定してみました。
黒い部分は黒に、白い部分は下層のレイヤーがそのまま透けて見えます。
黒い部分は下のレイヤーがそのまま透けて見え、白い部分は白になります。
レイヤー関係の一部の機能は、上記の[レイヤー]ダイアログの他に、下記の場所でも設定できます。
また、下記の各機能は[レイヤー]ダイアログで設定できません。
メニューバーの[レイヤー]メニューから、
を選択します。
[レイヤー]ダイアログボックスで、レイヤー名のあたりを右クリックするとポップアップメニューが表示されるので、[他のレイヤーの表示/非表示]をクリックします。
選択するたびに、選択レイヤー以外の全てのレイヤーが表示/非表示になります。
[レイヤー]ダイアログボックスで、レイヤー名のあたりを右クリックするとポップアップメニューが表示されるので、[現在のレイヤーを複製]をクリックします。
または、メニューバーの[レイヤー]メニューから、[現在のレイヤーを複製]を選択します。