(バケツツール)を使って、閉じた領域を塗りつぶします。
ツールコントロールバーの[拡縮量]に大きな数値が入っている場合は、0.00にしてから試してみてください。
ツールコントロールバーで、塗りつぶす際の詳細を設定します。
※下記の例では、特に指定がない場合は、フィルの色を、ツールコントロールバーの[塗り色](①)を[表示色]に設定しています。
境界線を探すときに基準となるものを設定します。
設定した基準について、大きな変化がある場所が境界線になります。
下記のような3重の円を作りました。
外側と真ん中の円は明度が同じですが、彩度が大きく異なります。
[塗り色]を[彩度]と[明度]にそれぞれ設定して、外側の円をクリックした場合、下記のようになります。
値が小さいほど境界の範囲が小さくなります。グラデーションのような境目が曖昧なものに適用すると違いがよくわかります。
指定した数値に合わせて、境界を狭くしたり広くしたりします。
境界に小さな隙間があいている場合でも、[なし]以外に設定すると、閉じた境界として認識ます。どの程度の隙間までが許容範囲なのかを、[小][中][大]の3段階で選べます。
設定を初期設定の状態に戻します。
下記の顔を塗りつぶしたいとき、クリックするだけだと、口の部分が塗り残ってしまいます。
そこで、次のいずれかの方法を使います。
[Alt]キーを押しながら複数の領域の上をドラッグします。
ちなみに[Alt]キーを押さずにドラッグすると、境界線まで塗りつぶされてしまいます。
[Shift]キーを押しながら複数の境界を順にクリックしていきます。出来たオブジェクトは単体のパス(複合パス)になります。
例えば上記の例では、拡大してみると、塗り残しが結構目立ちます。
これを解消するには、次の方法があります。
塗りつぶしの精度は、画面のズームレベルによって左右され、拡大表示した方がきれいに丁寧に塗れます。
ただし、画面よりはみ出してしまうと、はみ出している部分は塗ってくれません。その場合は、上記の[Shift]+クリックの方法で領域を追加していきます。
きれいに塗れました。
線幅を超えない程度に、領域を少しはみ出して塗ります。
出来たフィルを背面に移動します。