(微調整ツール)のツールコントロールバーの[モード]の欄にある、下記の赤枠内のコマンドはパスの形状に関するコマンドです。パスに微妙な変化を加えます。
緑の顔をタイル上に並べて下記のようなものを作りました。
顔をアウトライン表示すると下記のようになります。
顔全体が複合パス化され、単独のパスになっています。
なお、このようにオブジェクトを規則的に配置するには、「タイルクローン」という機能を使うと便利です。
全体を選んで、このモードでドラッグすると、ドラッグした部分がマウスポインターにひっぱられるようにぐにゃりと変形します。
テキストオブジェクトを作り、[パスに変換]しました。
全体を選んで、このモードでところどころドラッグすると、ドラッグした部分が細くなり、インクがかすれたような雰囲気になります。
[Shift]を押しながらでは、ドラッグした部分が太くなり、インクがにじんだような雰囲気になります。
上記で作った緑の顔の一つを使います。
中央から外に向かってドラッグすると、掃除機で吸ったような感じになります。
[Shift]を押しながらでは、風圧を加えたような感じになります。
ドラッグした部分のパスをラフ(ランダムなギザギザ)にします。
[忠実度]とは、パスの変形の際に、パスの特徴をどれぐらい崩しても良いかを、[1]から[100]の値で設定するもので、[モード]の欄の右側に設定欄があります。
微調整ツールでパスを変形する際、マウスでドラッグした部分だけではなく、パスの全体に影響が及びますが、[忠実度]の数値が小さいほどパスが簡略化され、パスの特徴が崩れやすくなります。
数値が大きいほど、たくさんのノードを使うのでパスの特徴が保たれますが、その分変形に時間もかかり、データも重くなります。