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応用

シェルピンスキーの三角形

パスエフェクト機能の[コッホ曲線]を使って、下記の『シェルピンスキーの三角形』を作ってみます。
『シェルピンスキーの三角形』はフラクタル図形として有名なのだそうです。


流れとしては、下記1で土台を作り、2~6で「生成パス」の元を作り、7~12で[コッホ曲線]エフェクトを適用&編集する、という感じです。

シェルピンスキーの三角形の作りかた

  1. ツールボックスより星形ツールを選択し、ツールコントロールバーより(多角形)を選択、を3に設定して三角形を描きます。
    その後、[パス]メニューより[オブジェクトをパスへ]を選択して、パスオブジェクトに変換します。
  2. ツールボックスより(ペンツール)に切り替え、三角形の底辺にピタリと重なるような直線を描きます。
    (直線の描き方はペンツールでパスを描く > 直線と点を描く
    三角形の辺の上にピタリと乗るような直線を描くには、スナップ機能シャープノードにスナップを使うと描きやすいと思います。
    (パスはわかりやすいように色を変えています。)
  3. (ノードツール)に切り替えます。[Shift]を押しながら、上記で描いたパスの両サイドのノードを選択し、ツールコントロールバー新しいノードを挿入)を選択して、パスの中央にノードを追加します。 追加したノードを選択し、ツールコントロールバーより選択ノードでパスを切断)をクリックします。
    これで、2本のパスからなる複合パスができました。
  4. 上記のパスを選択し、コマンドバー、または[Ctrl]+Dを押して複製を作ります。
    (複製したパスはわかりやすいように青色に変えています。)
    複製したパスの右端、または左端のノードを選択し、[Ctrl]+A(全てを選択)を押してから[Delete]キーを押します。
    これで半分の長さになりました。
  5. スナップバー(オブジェクトの中央から中央にスナップ)を選択しておきます。

    上記で作ったパスの真ん中あたりをつかんでドラッグし、三角形の中央(スナップが反応する場所)でドロップします。
  6. 両方のパスを選択し、[パス]メニューより、[]を選択します。
    これで、3つのパスから成る複合パスができました。
  7. パス]メニューより、[パスエフェクトエディタ]を選択して開き、1で描いた三角形に[コッホ曲線]を適用します。

  8. 6でできた複合パスを選択し、コマンドバーより(または[Ctrl]+C)を押してクリップボードにコピーします。
    次に、三角形を選択し、[パスエフェクトエディタ]より、[生成パス]の(パスを貼り付け)を選択します。
  9. すると、三角形の[生成パス]として、複合パスのコピーが貼り付けられるのですが、下図のようにページ領域の左上に貼り付けられてしまいます。
    (このあたりのことは、[エンベロープ変形]の『パスを貼り付け』を参考にしてください。)
    [パスエフェクトエディタ]より、[生成パス]の(キャンバス上で編集)をクリックして緑のラインを表示し、全てのノード(6個)を選択します。
  10. ノードをつかんでドラッグし、コピー元の複合パスの上にピタリと重ねます。
  11. 基準セグメントの(キャンバス上で編集)をクリックして緑のラインを表示し、ノードを全て(2個)選択し、三角形の底辺へドラッグします。

  12. 6で作った複合パスを削除して[生成数]の数値を増やします。

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