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応用

アンモナイトのらせん-その1

Inkscapeのマニュアルサイト[Inkscape: Guide to a Vector Drawing Program]の[Tricks]のページを参考に、クローンをアンモナイトのらせん(対数螺旋)形状に配置する方法をまとめました。

前ページの[円形タイリング]に[タイルクローン]の[拡大縮小]タブの設定を加えて、アンモナイトのらせん形状(『対数螺旋』状)にタイリングします。

設定のしかた

下記のオブジェクトのクローンを、アンモナイトのらせん形状に配置したいと思います。

※6番までの考え方は前ページの[円形タイリング]と同じなので、詳細はそちらを参考にしてください。

  1. 拡大しながら配置していくので、元のオブジェクトは小さくしておきます。
  2. まずはメニューバーの[編集]メニューから[クローン]-[タイルクローンを作成]を選択し、[タイルクローンを作成]ダイアログを開きます。
  3. 配置したいクローンの数を一並びに設定します。ここでは[50個]にしたいと思ので、[行、列]を1行×50列に設定しました。
  4. らせんの中心にする位置に中心軸(回転軸)を移動します。
    中心軸について詳しくは・・・
  5. [回転]タブで角度間隔を設定します。ここでは[20度]にしました。
  6. シフト]タブで、[列ごと]の[タイルを考慮しない]にチェックを入れます。
  7. ここからは前ページ[円形タイリング]からの追加項目になります。
    拡大縮小]タブで拡大縮小率を設定します。ここでは2.5%ずつ拡大したいので、[列ごと]の水平方向、垂直方向の両方に[2.5%]を入力します。

    試しに、ここで一度ボタンを押してみると下記のようになりました。
    (まだボタンを押さないでください!)
    アンモナイトのらせん状にタイリングできましたが、ちょっとキュウキュウな感じがします。

  8. 上記の例のようにキュウキュウのらせんの巻き間隔を広げたい時は、[拡大縮小]タブの[基準]を使います。
    行ごと][列ごと]の両方に同じ数値を入れます。

    例として[基準]を[2.5]と[3.0]の2パターンを設定し、ボタンを押してみました。

]タブの設定を追加する

上記の設定に加え、[]タブの設定を追加して、色を変化させて配置すると、下記のようになります。

]タブで、[列ごと]の[色相]を5%に設定しました。
(※[]タブを設定する場合は、あらかじめ元のオブジェクトを[アンセット]に設定しておきます。)

[色]タブの設定については・・・
[アンセット]の設定のしかたは・・・

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