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応用

円形タイリング

Inkscapeのマニュアルサイト[Inkscape: Guide to a Vector Drawing Program]の[Tricks]のページを参考に、クローンを円形上に配置する方法をまとめました。

[タイルクローン]の、[シフト]タブ[回転]タブを使います。


この顔のオブジェクトの

クローンを下記のように円形上に6個配置したいと思います。

設定のしかた

  1. 元になるオブジェクトを作成します
  2. メニューバーの[編集]メニューから[クローン]-[タイルクローンを作成]を選択し、[タイルクローンを作成]ダイアログを開きます。
  3. クローンを6個配置したいので、[行、列]で1行×6列(または、6行×1列)に設定します。
    ここでは、1行×6列に設定しました。

    仮に、この時点でを押したら、下記のようになります。
    (まだを押さないでください!)

  4. 選択ツールでオブジェクトを2回クリックして、周囲の矢印を回転モードにし、中心軸[+]をドラッグして、円形配置する際の中心位置に移動します。

    中心軸について詳しくは・・・
  5. タイルクローンを作成]ダイアログの[回転]タブを開き、配置する角度間隔を設定します。
    今回は6個配置するので、角度間隔は360度÷6個=60度になります。

    列ごと]の角度を[60]に設定します。
    (1.で[行、列]を6行×1列に設定した場合は、[行ごと]の方に[60]を設定します。)

    仮に、この時点でを押したら、下記のようになります。
    (まだを押さないでください!)
    一見めちゃくちゃな配置になっているように見えますが、それぞれの回転軸を見てみると、等間隔で一行に配置されていることがわかります。
    一定間隔で右に[シフト]しながら60度ずつ[回転]しているのです。

  6. タイルクローンを作成]ダイアログの[シフト]タブを開き、[列ごと]の[タイルを考慮しない]にチェックを入れます。
    (1.で[行、列]を6行×1列に設定した場合は、[行ごと]の[タイルを考慮しない]にチェックを入れます。)

    このようにすると、[シフト]せず、その場で回転してくれます。
  7. 1~4すべての設定が終わったら最後にを押します。

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